【美容師さんへ】「同じ色で」と言われて、本当に同じ薬を使っていいんでしょうか? | THROW JOURNAL
カラーアドバイス
【美容師さんへ】「同じ色で」と言われて、本当に同じ薬を使っていいんでしょうか?
Jul. 07. 2017 / 1151 Views
群馬県前橋市の美容室、Paisley Park の町田聖彦です!

日々の業務で、「前回と同じ色で。」と言われること、正直結構多いと思います。
そのお客様の言葉に対して、何も考えずに本当に同じカラー剤を選択していませんか?

一度俯瞰してみると、違う選択となることが実際は多いです。
理由としては、2つあります。

1つめは、
コンディションは常に変わっているということ。
前回の色素の残り具合・褪色の度合など、
ベースの状態はきっと前回とは同じではないはずです。
本当に同じ仕上がりを目指す場合も
細かな色味やレベルの調節が必要だったりします。

2つめは、
更にクオリティを上げて、もっとお客様に喜んでもらいたいということ。
よりキレイに仕上げるには?
より色持ちをよくするには?(時間経過の色の変化も含め)
など
いくらでも調節することは出てきます。

前置きが長くなりましたが、事例を紹介したいと思います。

2回目のご来店のお客様なのですが、
初来店の時、キレイなアッシュに仕上がり気に入っていただき
「同じで」というオーダーを頂きました。
今回、使った薬剤は前回とほぼ同じで、
こちら

ですが、
【褪色具合が、前回ほど黄色くなっていない】
【より色持ちをよく】
【彩度の微調整】
などを考え
【トーン】
【1液の配合比率】
【2液の配合比率】
【放置タイム】などは
新生部・既染部共に調節しました。

お客様も自分自身も、より満足な仕上がりとなりました。

すべてはお客様のためですが、
同時に、自分の充実度やスキルアップ
何より仕事を楽しむために
心掛けていきたいと考えています。

少しでもなにか参考になれば、幸いです。

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町田聖彦

Paisley Park
町田聖彦

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店舗名Paisley Park

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