airの木村です。
日々、ヘアカラーに勤しんでいます。
さて…
私にはもっともこだわっている美容技術があります。
「コーミング」
というやつです。
「コーミング」というのはいわゆる「髪の毛をくしでとく作業」です。
なんやそれ?
と思ってしまいますよね?
基本ヘアカラーを得意として美容師やってますが、僕がもっともこだわっていると言えるのがこの「コーミング」という作業なのです。
これが単純なんですけどまた奥が深い。
僕ってこういうのを気にする奴なんですよ。
「くしで髪の毛をとく」
この単純で初歩とも言える作業に自分の美容技術の奥深さがあるように感じています。
ちなみにアシスタントにも入ってもらいますが、かなり厳しいです。
コーミングに関しては。
カラーを塗る。
そのカラー剤を均一にする。
その作業が一番大事に捉えています。
髪の毛を引っ張る様な力(美容業界用語ではテンションと呼ぶ)をかけたりなんてしたら、激おこぷんぷん丸です。
簡単にできそうで難しい。
髪の毛に応じて力の抜き入れ。
場所によっての力の抜き入れ。
手首の返しによってまるで変わってしまう。
派手な技術。
いわゆる代表的なものは「カット」と言えるかもしれませんが…
私の中ではお客様に快適に過ごして頂く(髪引っ張られたら嫌だし、ダメージにもつながる)為の見えない所にこだわる要素。
この「コーミング」のテクニックが大好きです。
なかなか理解されないんですよねぇ。
別にいいじゃん!
と思われがちなテクニックです。
んでも僕はすっごく髪の毛が絡みやすい人が「スッとしたストレスのないくし通しを美容師がしてくれたら」
嬉しいと思うんですよ。
シャンプー終わってくしを通す時に絡まると大概のお客様が気にします。
「傷んでますよね?すいません。」
僕は決まって答えます。
「傷んでませんよ。素敵な髪質です。」
と……
コーミングが一発で決まるだけでお客様にとって気にする材料が減るのです。
なのでこだわり続けます。
こんな感じも木村の考え。
分かりづらい所にこだわっていきたいと思います。
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air/LOVEST Director 「木村 直人」 髪を通じて女性の「像」を作り続ける事にこだわる、airが誇るユーティリティプレイヤー。 代表作「グラデーションカラー」をいち早く世に送り出し、ヘアカラーに対して常に斬新な価値観を持ち、新たな創作をし続ける。 ヘアカラープロデュース、パブリックシャンプープロデュース、LINEスタンプディレクション、ヴァーティカルメディア編集長、書籍出版(2013発売の著書はAmazonランキングビューティ部門1位獲得)と女性に対して「美」という視点からの仕掛けは止まる所を知らない。 また、ネットコンテンツではオンラインサロン「マルチバース」を主宰し(会員約500名)、業界内外問わず常に先を走る仕掛けをし、作り続けている。 個人で運営する「naotokimura.tokyo」は月間200万PV、年間で1000万人以上が閲覧するモンスターメディア。 常に先端のツールを使いこなし、結果に結びつける所から、講演、対談、自身の生き方に関しての取材が後を絶たず、業界を飛び越えた「社会」に対して、「美容の在り方を問う」アクションを続けている。