仙台のキラーナで寒色系カラーを武器に美容師をしております。
寒色の貴公子ことスズキユタカです。

仙台はすっかり秋模様ですが皆さんはいかがですか？
サロンでも秋向けのカラーにしたいというお声をよく聞くこの時期ですが、それと同時に多いのが…

夏のダメージ(それに伴う褪色)を落ち着けたい

こんなお声をよく聞きます。
以前、バイオレットを用いた秋カラーをご紹介させていただきました。

バイオレットには黄色みを抑えてくれる役割があるので、こういった手法もありますが「わたしはやっぱり寒色がいい！」という方がいらっしゃるのもまた事実。
そこで今回はそういった方に向けてのカラーをご紹介します。

ブルージュで黄色みを落ち着ける

最近の寒色系のカラーはがっちり寒色を出す感じが主流になっているので、ナチュラルだと今っぽさが半減します。
しかし、黄色みを抑えるには補色(つまりバイオレット)で抑えるか、ブラウン系で芯となる色を作ってあげるかの選択になります。

でも、ブラウンで色が抜けたところを補うとどうしてもナチュラルになりがち。
そこで使うのが…

そう、白髪対応のコンフォートラインです。
色が抜けたところにブラウンを補いつつアッシュの持つ透明感も表現していきます。

ビフォア

グラデーションスタイルから褪色した状態です。毛先のブリーチ部分は色持ちも考えてある程度カットしていきます。
こういう思い切りも大事ですね。

ここからカラーリング。
今回はコンフォートアッシュの8レベルにアクセントカラーのブルーをミックスして、より寒色を際立たせたカラーリングをば。

仕上がり

コンフォートラインのもつブラウンで嫌な赤みが出ることなく芯ができた事でツヤ感がハンパないですね。
そして、スタイリングしてみると…

グラデーションの雰囲気は残しつつ、光に透けると透明感この上ないブルージュに。

白髪染めではなく褪色を抑えるためにも使えるコンフォートライン。
褪色が気になる方はカウンセリングの際、「色が抜けるの気になるんだけど白髪染めとか混ぜたら色持ち変わりますか？」みたいなニュアンスで聞いてみると美容師さんからもアドバイスもらえるかもしれません！