「赤っぽい?黄色っぽい?」カラーリングにおいて知っていただきたいお話。

「ヘアカラー」それは儚いもの。   皆さま、こんにちは。 【air-GINZA】というサロンで美容師をしている中村有佑と申します。 まだまだ浅学非才な身ではございますが、こちらの『THROW journal』にて、ヘアカラーにお悩みや疑問を抱える多くの女性の為に記事を書かせていただけることになりました。 どうぞ宜しくお願いいたします。   カラーリングにおいて知っていただきたいこと 今回はカラー施術をされる際に、頭の片隅に入れておいていただきたいことのお話を。 赤っぽくなりやすい?黄色っぽくなりやすい? 髪はメラニンという色素持っています。 なんとなく聞いたことありますよね? 髪の成分中に4%ほどあるメラニンという色素。これによって、人の地毛の色は決まってきます。 「元々持っている色」というやつです。   メラニンにも種類がございまして、それを説明し出すと美容師的なマニアックな話になってしまうので割愛させていただきますが、、、   分かりやすく言うと、よくある【赤っぽくなりやすい・黄色っぽくなりやすい】というのも、このメラニンの種類や量によって決まってきます。 それを見極め、お客様に最適なカラーを提供することが我々の仕事なわけなのですが、、、一つだけ知っていただきたいことがあります。 それは、、、   「元々持っている色は変わらない」ということ   私たちはカラー施術の際、 明るさのコントロール+色を入れる ということを同時進行で行っております。 (ブリーチや黒くする場合は除く) 「明るさのコントロール」というのは、メラニンを分解することでして、 このように明るさを変化させることです。   ここに「アッシュ」や「マット」などのいわゆる色素を足して発色させるのですが、数ヶ月経つと褪色します。 これが3ヶ月もすれば「完全に色素が抜けきった状態」になり、”ただ明るくしただけ”の髪になってしまいます。 ということは、、、結局、どのような髪の色にしても、抜けきってしまうと同じ色(持っているメラニンの色)になってしまうということ。   難しい話ですが、お分かりいただけたでしょうか。   素敵なカラーを保ち、クオリティを上げていくためには褪色してしまう前に重ねてカラーリングを行うことが非常に大切なことなんですね。   このカラー剤「THROW」が提唱する【究極のアッシュ】では、日本人に多い「赤・オレンジっぽくなりやすい」というお悩みを最大限にカバーしており、抜け感やこなれ感のある、いわゆる「外国人風」といった、まるで外国人の地毛のような生まれもった髪色と自然な質感を表現することを考えて造られております。   上記の日本人に多い特有の悩みをカバーしながら、さらに白髪まで染まってくれるという、、、 「コンフォートライン」も兼ね備えた【THROW】   待ち遠しいですね。   もちろん、扱うのは我々美容師側ですから、より熟知して皆さまに最高の仕上がりを提供できるよう精進してまいりたいと思います。   ご期待ください。